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【移住物語】東京を脱ぎ捨てて、私は「月の明るさ」を知った。アパレル店長が北の港町で見つけた、仕事と暮らしの黄金比。

  • 6月5日
  • 読了時間: 5分

更新日:6月18日



「東京で働く自分に、どこか限界を感じていませんか?」


今回スポットを当てるのは、2023年9月に東京から

北海道・鹿部町(しかべちょう)へと移住した奥谷さん


9年間に及ぶアパレル業界でのキャリア、

そしてアーティストマネジメントという華やかな世界で第一線を走り続けてきた彼女が、いま人生の拠点に選んだのは、人口3,000人強の小さな港町でした。


地方創生を掲げる「株式会社シカベンチャー」のメンバーとして、道の駅の店長を務める彼女。


なぜ縁もゆかりもないこの町に惹かれ、今どんな熱量で働いているのか。


都会では決して見つけられなかった「幸せの正体」を紐解きます。


1. 満員電車と摩天楼。その先に求めた「自分らしさ」


奥谷さんの東京時代は、まさに「仕事一色」でした。


アパレルの店長やエリアマネージャーとして店舗運営を担い、その後は映像制作会社でグッズ制作やファンクラブ運営に奔走。


有名アーティストのマネジメントにも携わるなど、スピード感溢れる都会の最前線に身を置いていました。


そんな彼女の転機となったのは、コロナ禍による「働き方」の変化です。

「リモートワークが普及し、『デスクワークなら東京にいなくてもいいんじゃないか?』と気づいたんです。どこへ行っても人混み、車は渋滞、電車は満員。そんなストレスフルな環境に身を置き続ける意味を、改めて問い直しました」

結婚し、フットワーク軽く動ける今だからこそ。


夫の故郷である北海道への移住話が現実味を帯びていく中、二人が出会ったのが「鹿部町」でした。


鹿部町漁港


2. 「移住の壁」を感じさせない、鹿部町の包容力


北海道は広大です。移住先を検討する中で、奥谷さんが最も重視したのは「コミュニティのあり方」でした。


地方移住でよく聞く「閉鎖的な人間関係」への不安。


それを払拭してくれたのが、鹿部町独自の環境です。

「鹿部町には移住者が多く暮らすエリアがあり、外から来た人を温かく受け入れる土壌がありました。近すぎず遠すぎない、程よい距離感。ここなら、自分たちらしく暮らしを組み立てられると感じたんです」

さらに、雪の少なさや函館へのアクセスの良さといった「生活のしやすさ」も大きな後押しになりました。


都会暮らしが長かった彼女にとって、この「ちょうど良さ」が、一歩踏み出す勇気をくれたのです。


鹿部町の風景


3. 「完成された組織」より「これから作る面白さ」を求めて


現在、奥谷さんは株式会社シカベンチャーが運営する「道の駅」の店長として、現場を牽引しています。


入社してすぐに感じたのは、地方だからこその「やりがいの大きさ」でした。


「正直、地方での仕事はもっとゆったりしたものだと思っていたんです(笑)。でも実際は、入社早々に新規事業を任され、毎日が怒涛の忙しさ。でも、その忙しさは東京時代とは全く違いました」

シカベンチャーは、まだ組織のルールを自分たちで作り上げている真っ最中のベンチャー企業です。


「仕組みが完成されていないからこそ、自分のアパレルでのマネジメント経験や、グッズ制作のスキルがダイレクトに活きる。1から作り上げていく『手触り感』のある仕事は、都会の大組織ではなかなか味わえない醍醐味です。自分のアイデアが町の景色を変えていく実感。それが、シカベンチャーで働く一番の魅力ですね」
道の駅店内の様子



4. 「月の光で歩ける」という贅沢な発見


仕事が終われば、そこには東京では決して得られなかった「豊かな日常」が待っています。


奥谷さんが最も感動したのは、意外にも「夜の明るさ」でした。


「東京では意識もしなかった月の明るさに驚きました。周りに高いビルがなく、本当に暗いからこそ、満月の夜は外が天然のライトを浴びたように明るいんです。季節の移ろいや、自然のサイクルを肌で感じる。そんな当たり前の気づきが、何よりの癒やしになっています」

プライベートでは、念願だった犬との暮らしをスタート。


広い一軒家の庭でハーブやじゃがいもを育て、冬になれば車を30分走らせてスキー場へ。


「最初はペーパードライバーでしたが、交通量の少ない町内で練習して、今では一人で函館までドライブできるまでになりました。食も本当に豊かで、特産のタラコや昆布、甘いホタテ。鮮度抜群の食材が日常にある贅沢を噛み締めています」
しかべ間歇泉公園の入り口看板

5. 迷っているあなたへ。「その経験、この町なら宝物になる」


移住から約1年。奥谷さんは今、シカベンチャーの中心メンバーとして、そして鹿部町の一員として、確かな足取りで歩んでいます。


「もし今の環境に閉塞感を感じていて、自分の力を試したい、あるいは人生の質を変えたいと迷っているなら、『まずは行ってみたら?』と伝えたいです。鹿部町にはお試し移住の制度もあります。まずは実際にこの空気に触れてみてください」

都会で磨かれたスキルと、地方の豊かな資源。


その二つが掛け合わさったとき、仕事は単なる「業務」から「自分を表現する手段」へと変わります。


奥谷さんのように、自分の直感を信じて一歩踏み出した先には、まだ見たことのない「明るい月夜」が待っています。


鹿部町の美しい雪景色

Photographed by Hiroki Okutani


【株式会社シカベンチャー 採用情報】

私たちは、地域に新しい風を吹き込み、共に「面白い」を作り上げる仲間を募集しています。


あなたの培ってきた経験を、北の港町で爆発させてみませんか?

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